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朝礼院長挨拶(15) ポリファーマシーについて

 高齢化社会の医療は医療制度だけでなく、医療内容そのものも大きく変わらねばなりません。その中で近年問題とされているのは、高齢者へ沢山の種類の薬が投与されていることです。これを「多剤併用」「ポリファーマシー」と言います。後期高齢者に対して平均6.8剤の薬が投与されており、呉市の調査では85歳以上の患者さんの15%が10種類以上の薬が投与されていると報告されています。高齢者は複数の病気と不眠や便秘などの老年症候群という症状も抱えているので、多くの薬が処方される結果になります。これらの薬が予測ができない相互作用を起こすだけでなく、高齢者の免疫能など身体能力の衰えなどが原因で、明らかに高齢者は薬の副作用が高い頻度でみられています。救急搬送される高齢者の6%近くが薬の副作用が原因といわれています。
 当院は多剤併用の高齢患者さんが総合病院から多く紹介されます。医師だけでなく薬剤師、看護師などが協力して不必要な薬を減らし、適切な投与量、投与日数を検討することが必要です。薬に関する情報を医師と共有するようこころがけて下さい。
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